高齢者の方でも食べやすく、栄養をとりやすいレシピの紹介「第7弾」です。
今回のテーマは「嚥下食」です。   

嚥下食とは、嚥下機能が低下した人に合わせて、やわらかさ・まとまりやすさ・飲み込みやすさを調整した食事のことです。
食べ物を口に入れて噛んだり舌で動かしたりして食道に送り込む力を嚥下機能といいます。
個人差はありますが高齢になると嚥下機能が徐々に低下してしまいます。
嚥下機能に合わない食事では、むせたり、誤嚥(誤って気道に入ること)してしまう危険もあります。
※食事でむせることが増えるなど嚥下機能に心配がある方は医師・栄養士にご相談ください。

《嚥下機能が低下した人が食べにくい食べ物》
・さらさらとした液体・・・お茶、汁物など
・バラバラになるもの・・・ひき肉、ナッツなど
・パサパサしたもの・・・ゆで卵の黄身、パンなど
・貼りつきやすいもの・・・餅、海苔など
・粉もの・・・粉糖、きな粉など
・弾力があるもの・・・たこ、こんにゃくなど
・硬いもの・・・ごぼう、れんこんなど
・食感が均一でないもの・・・食パン、春巻きなど
こうした食べ物は、やわらかく煮込んだり、水分を含ませたり、市販のトロミ調整剤でトロミを付けたり、
調理を工夫することで食べやすく安全に食べることができるようになります。

今回は普通の食事ではむせることが増えるなど、やや嚥下機能に低下がみられる高齢者や、

病気やけがなどで一時的に嚥下機能が低下した方向けに、ご家庭で簡単に作れ、ご家族そろって食べられる『フレンチトースト』をご紹介します。

『フレンチトースト』
=材料(1人分)=  
・食パン  1枚(6枚切り)
・卵    1個
・牛乳   1/2カップ
・砂糖   大匙1・1/2杯
・塩    少々
・バター  5g

=作り方=
①食パンの耳を落とし、残りを食べやすい大きさにカットします。
 ★ポイント:食感の違う耳の部分を分けることで、食感が均一になり、食べやすくなります。
②ボールに卵を割り入れ良く溶きほぐし、牛乳・砂糖・塩を加え均一になるまで混ぜ、バッドに流し入れます。
 ※バッドに流し入れる際、茶こしなどで卵液を濾すと、きめ細かい仕上がりになります。
③②に①を浸し(耳の部分も一緒に)、ひっくり返し、さらに卵液がなくなるまで10分ほど浸します。

 ★ポイント:パサパサしたパンも水分を含ませることで食べやすくなります。
④フライパンを弱めの中火にかけバターを溶かし、③を並べ蓋をし、2~3分程度蒸し焼きにします。
⑤ひっくり返し1~2分程度焼き、両面に焼き色がついたらお皿に盛り付け出来上がりです。
 ★耳の部分は噛みにくい・飲み込みにくいようでしたら、ご家族が召し上がるなどしてください。

◎栄養成分 ※()内:耳の部分を除く
エネルギー347(208)kcal
たんぱく質9.4(5.6)g
脂質54.9(32.9)g
炭水化物34.3(20.6)g
食塩相当量1.1(0.7)g