高齢者の方でも食べやすく、栄養をとりやすいレシピの紹介「第3弾」です。
今回のテーマは「脱水・熱中症予防のレシピ」です。
だんだんと暑い季節が近づいてきましたね。
夏本番に向けて、脱水症や熱中症予防について確認していきましょう。
成人の身体の約60%は水分ですが、
加齢とともに体内水分量は減少し
65歳以上の高齢者では50%まで低下してしまいます。
ますます、水分補給が必須となってきますね。
ですが、高齢になると中々水分摂取が進まない方が多く見受けられます。
喉の渇きを感じにくい方、飲み込みの機能が低下し摂取を拒む方、夜間頻尿を避けるため意識的に水分を控える方など原因は様々です。
まずは、脱水にならないためのポイントを抑えておきましょう。
①ご自身の身体にあった水分量を把握する。
高齢者の場合:体重(kg)× 30ml で計算します。
(例)体重50kgの方の必要水分量:1500ml
②決まった時間に水分を摂取する。
起床時、食事中、運動前後、入浴前後、就寝前など
1日にコップ1杯(150~200ml程度)を6~8回を目安にしましょう。
③お茶や水など液状での摂取に限定しない
一般的に1日の食事から1Ⅼ程度の水分が摂取できると言われています。
他にも夏場の水分補給に最適な水分ゼリーなどの活用もオススメです。
最後に私たち栄養士もよく活用している水分ゼリーについてご紹介します。
●水分補給ゼリーの素 イオンサポート
お湯に溶かし冷やすだけで簡単に水分ゼリーが完成します。
お茶シリーズに加え、甘いフルーツ味やカロリーオフシリーズもあるため、どんな方でも使いやすいゼリーです。
●森永 とろけるゼリー
作成の手間がなくスーパーなどで購入できるため、手軽に取り入れられるゼリーです。
のど越しも良く飲み込む力が弱くなってきた方にもオススメです。
ゼリー1個(70g)で約55~60mlの水分が摂取できます。
※嚙む力や飲み込む力には個人差がありますので注意してください。
※疾患による食事制限があり心配な方は、主治医や管理栄養士と相談してください。