高齢者の方でも食べやすく、栄養をとりやすいレシピの紹介「第5弾」です。
今回のテーマは「高血圧症患者様向けのレシピ」です。
高血圧の食事で気を付けるべきポイントを紹介します。
塩分を過剰に摂取することは血圧上昇の大きな要因となるため、
塩分制限が基本となります。
高血圧症の場合は、1日6g未満を目標にします。
塩分摂取量を少なくするためには、
以下のことに注意して食事を摂りましょう。
- 漬物・佃煮・干物・練り製品・肉加工品(ハムやソーセージ)などは塩分を多く含むため控える。
- 汁物や麺類は、1日1杯までとして、麺つゆは飲まないようする。
- 外食や市販品は味付けが濃く、塩分が過多になりやすいため頻度を少なくする。
できるだけ生の食品を選択し、
昆布やかつおぶし、煮干し、干ししいたけなどの
天然のだしを使用すると良いでしょう。
また、魚類・植物油などに含まれている不飽和脂肪酸や
野菜類・海藻類・大豆に含まれているカリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルや食物繊維は血圧を下げる作用があります。
魚や野菜を中心としたバランスの良い食事を心がけることもおすすめです。
塩分摂取量は食事の内容や量に関係します。
普段よく食べる食品や料理などの見直しをしてみましょう。
食事作りでも塩分摂取量を控える工夫ができるので、
今回は魚と野菜を使った簡単に作れる塩分控えめのレシピを紹介します。
『生鮭と野菜の包み焼き』
- 材料(一人分)
- 生鮭 1切れ(80g)
- 塩こしょう 少々
- 玉ねぎ 20g
- しめじ 15g
- えのき 15g
- 酒 小さじ2/3
- 醤油 小さじ2/3
- バター 10g
- レモン(お好みで)
- 作り方
- 生鮭に軽く塩こしょうをする。
- 玉ねぎは薄くスライスし、きのこ類は食べやすい大きさに割く。
- アルミホイルの上に、玉ねぎ、鮭、きのこ類、バターを順に重ねて置き、酒と醤油をかけてホイルで包む。
- トースターで10分ほど焼いて出来上がり。
- お好みでレモンをかけたり、彩いで青ネギなどを散らすのもOK♪
- バターでコクを出して、減塩でもおいしく召し上がれると思います。
- バターの量はお好みで調整してください。
魚と野菜を蒸し焼きにすることで、旨味が凝縮され減塩でもおいしく召し上がれます☆
- 栄養成分(1人分)
- エネルギー:204kcal
- たんぱく質:18.0g
- 脂質:11.8g
- 炭水化物:4.2g
- 塩分:1.0g