高齢者の方でも食べやすく、栄養をとりやすいレシピの紹介「第4弾」です。
今回のテーマは「在宅で実践しやすい嚥下食」です。

 

「嚥下食」と聞くと

作るのが難しい、どんなものを作れば良いか分からない

といった声をよく耳にします。


嚥下食とは、

噛む力や飲み込みといった嚥下機能の低下がみられる場合に、

そのレベルに合わせて飲み込みやすいように

形態やとろみなどを調整した食事のことをいいます。

 

加齢と共に唾液量の減少、顎や喉などの筋力が低下してくるため、

飲み込みやすく調整された嚥下食が必要になってきます。


今回は在宅でも簡単に挑戦できる嚥下食「手作り温泉卵」のレシピをご紹介します。

 

◎材料(温泉卵4個分)
・常温に戻した卵 4個
・水       1000ml
・追加の水    200ml

 

◎作り方

★下準備:卵を水に15~20分ほど入れて常温に戻しておく。

①鍋に卵が浸るくらいのたっぷりの水(約1000ml)を入れ火にかける。


②沸騰したら火を止め、追加の水(200ml)を入れる。

③割れないようお玉などで常温に戻した卵を鍋に入れ蓋をする。


④コンロの上で13~15分放置する。

 ※冬場はお湯の温度が下がりやすいため、プラス15分放置する。

⑤時間になったら、卵を水に取り出し充分冷まして完成。

 

◎栄養成分(1個分)

エネルギー:76kcal、たんぱく質:6.2g、脂質:5.2g、炭水化物:0.2g、塩分:0.2g

 

食べる際には、醤油やだし汁にとろみを付けると

飲み込む機能が低下している方でも安心して召し上がれます。

※嚙む力や飲み込む力には個人差がありますので注意してください。