menu 02 むし歯治療

歯が痛む、銀歯がとれた
虫歯でお悩みの方へ

むし歯(う蝕)とは、歯の表面で虫歯菌が出す酸によって歯が溶かされてしまう病気です。
むし歯ができる場所にはいくつかのパターンがあります。

【歯と歯の隙間むし歯】
多くの場合はこの隙間むし歯です。特徴は気づきにくいことです。歯ブラシだけでは十分に届かない歯間部でむし歯菌が繁殖し気づかないうちに進行していくむし歯です。鏡で見てもわからないことが多く、穴を舌で感じることもできません。進行していくと歯の表面が欠けてきて初めて気づくことができます。歯医者さんで見るむし歯の中でダントツに多いむし歯であるのにもかかわらず、患者様はほとんどの場合、自覚症状もないですし気づいていないことが多いです。

【銀歯やプラスティックの隙間の二次むし歯】
一度治療したからもう大丈夫、は大間違い!治療した場所こそ次のむし歯に気をつけなければなりません。被せ物や詰め物は一生ものではありません。特に保険の材料(銀歯や保険のプラスティック)は必ず劣化し二次むし歯を発生させてしまいます。プラスティックは5年、銀歯は8年持てば良いと言われており、頑張って一生懸命磨いていても、足しげく検診に通っていても、むし歯になってしまうことが多くあります。小さなプラスティックが小さい銀歯となり、今後は大きい銀歯、その次は神経を取ることとなり、神経を取った後は10数年しか持たないというデータもあります。

【咬む面のむし歯】
むし歯治療の中で一番少ない場所です。ブラッシングの重要性が当たり前に広告されはじめ、咬む面は一番磨きやすい場所だからでしょう。
ただ注意すべき年齢層があります。子どもたちです。生えたての奥歯は本人はもとより、親御さんも気づかないことが多く、かなり危険な状態が数年間続いてしまいます。まだ歯の表面が弱く、むし歯になりやすい上に歯ブラシがあたっていないことが多く、小学1年生から中学生、高校生までの間に奥歯をむし歯にしてしまう子がとても多くいらっしゃいます。結果として大人になって二次むし歯となってしまうことが多くみられます。

FLOW むし歯治療の流れ

  • 検査・歯周病との関連性

    問診、視診、触診、レントゲン撮影を行い、むし歯の有無、大きさなどを調べて事前に患者様におおよその治療イメージをお伝えし共有します。痛みや不快感、見た目の問題がある場合、即日に治療を開始します。
    しかし、むし歯を発見してもすぐに治療に入らない場合があります。歯周病が進行していたり歯磨きの状態が悪いとむし歯治療は後回しになります。先にむし歯治療をしてしまうと、治療が終わったその日から磨き残しが付着してすぐに二次むし歯になってしまうからです。患者様のご要望と合わせて柔軟に対応します。
  • むし歯の除去

    むし歯の広がり方は様々です。必要な部分のみを小さく削り、治していくことを基本としています。
    隙間むし歯や二次むし歯、咬む面の虫歯によってその後の治療方法が異なってきます。大きなむし歯の場合、神経までむし歯が進行していたり、治療時の刺激を神経が受け止めきれず強い痛みが出る場合があります。その場合は止むを得ず神経を取り除く処置を行います。
  • 詰め物、被せ物のご相談

    むし歯除去が終わった後はその部分を修復する必要があります。いくつかの選択肢の中から最適な材質を選択するために歯科医師と相談し決定していきます。
    保険の材質、保険外の材質、それぞれの良し悪しをしっかりとご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めていきます。
  • 詰め物、被せ物の装着

    ステップ3で決定した材質を歯に充填・装着していきます。
    むし歯の大きさにより治療方法や治療時間、診療費用が異なることがあります。
  • メンテナンス

    むし歯治療を終えた歯は基本的に経過観察が必要です。かみ合わせ、ブラッシングの状態、処置後の違和感・痛みなどの様子を見ていく必要があります。
    治療歴のある歯こそメンテナンスして定期的に管理していくことが重要です。
    *メンテナンスの重要性については、診療メニュー内の【歯周病治療】をご覧ください。