menu 01 歯周病治療

歯茎からの出血
歯周病が気になる方へ

歯周病とは、歯と歯茎の間から歯周病菌が入り、歯のまわりの骨が溶けてなくなってしまう病気のことです。

【自覚症状が出にくい】
初期症状はほとんどありません。つまり、歯周病がはじまっていても気づかないことがほとんどです。自覚症状が出にくいため成人の半数以上が歯周病といわれており、日本人の多くの方が歯周病で歯を失っています。

次のサインがある方は特にご注意ください。
・歯磨きの時にたまに歯ブラシに血がつく
・たまに違和感がある
・口の臭いが気になることが増えてきた
・歯と歯の隙間が空いてきた感じがする
・1年以上歯医者さんに通っていない

【歯周病の診断について】
歯周ポケットが4mm以上ある場合、歯周病と診断されます。
近年テレビCMなどでも広告があるように“歯周ポケットの値”がすべてです。痛くないから!血が出ていないから!昔から丈夫だから!ではなく、数値によって決まります。
歯周ポケットは歯医者さんで計測できます。定期的に歯医者さんでメンテナンスを受けている方は、歯周ポケットを毎回しっかりと計測することができます。また近年では、歯周病が糖尿病や呼吸器疾患・心疾患と関係しているというデータも明らかになっています。お口の中の環境を健康に保つことは、さまざまな病気を予防することにもつながるのです。

【歯周病の原因について】
“歯周病菌”が原因の歯周病と“かみ合わせの力”が原因の歯周病があります。
何が原因なのかを正しく診査・診断することで治療方法が変わってくることもあります。

歯周病の気になる症状がある方はもちろん、現段階では自覚症状がない方も、歯周病チェックのためにぜひ一度、ご来院ください。より詳しいご説明をいたします。

FLOW 歯周病治療の流れ

  • 検査

    歯周ポケット検査、かみ合わせの検査、口腔内写真撮影、レントゲン撮影を行い歯周病の状態を確認します。
    歯周病には様々な原因や状態があるため、検査をしっかり行うことで正しい治療方針を導くことができます。
    患者様にはわかりやすく検査結果をお伝えし、今できていること、これからやらなくてはならないことを明確にして治療の準備を整えます。
  • ブラッシング練習、歯石除去(歯茎の上、歯表面の歯石)

    検査により得られた診断をもとに治療をスタートします。
    歯周病治療の基本となるブラッシングと表面の歯石除去を行います。歯周病を治すためにはご自宅や会社などでのブラッシングがとても大切です。ブラッシングの重要性をお伝えし、患者様一人ひとりにあった最適な指導方法をお伝えします。同時に歯表面の歯石を除去してクリーニングいたします。
  • 歯周ポケットの精密検査

    歯周ポケットの精密検査を行います。精密検査を行うことによりメンテナンスに入れる歯、さらに歯茎の中まで治療が必要な歯を選別します。一つのお口であっても歯は20数本あり、歯周病にかかっている歯と健康な歯が必ず混在していますので正しく見極める必要性があります。検査後は結果をお伝えし、この先の治療法についてご相談させていただきます。
  • 歯石除去(歯茎の中、奥にある歯石)

    ステップ3の精密検査の結果、さらに歯茎の中に潜り込んでいる歯石がある場合は、歯石を除去しなければなりません。進行している歯周病のため、深く潜り込んでいる歯石を除去するために部分的に麻酔を行い該当する歯を数本ずつ処置します。
  • メンテナンス

    治療により歯周病の治癒、安定化が確認できた後はメンテナンスに入ります。再度歯周病にかかってしまうことは簡単ですが、治すには一苦労です。歯周病にかかっていない健康な歯を長く維持していくことが大切です。仕上げにフッ素のクリーニングを行い、より良い状態になってからメンテナンスに入る場合もあります。

注意事項

※歯周病治療はすべて保険診療で行います(一部特殊な再生治療、フッ素のクリーニングを除く)。
※メンテナンスに入った患者様は1~3ヶ月ごとのご来院をお勧めしております。歯石は1~2ヶ月で再形成・再付着を起こし歯周病がはじまります。定期的なメンテナンスを行うことで健康な状態を常に維持することができます。
※メンテナンスもすべて保険診療で対応しております(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)。