今回のテーマは「咳・痰」について院長の澁谷が講演いたしました。

1週間咳が続くとなかなか止まらないというイメージがありますが、実は急性に分類されるのは3週間未満とのことで、実際には8週間以上咳が続くことを長く続いているということに衝撃を受けました!😲

急性の咳嗽は多くがウイルス性であり、抗生剤を使用することはありませんが、経過が長い場合や特徴的な咳の場合は精密検査を行う必要があります。すぐ咳止めを使うのではなく、まずはその原因を特定することが重要。

咳は体の中に入った異物を取り除くための生理的な反応です。我慢していると肺炎の原因にもなってしまいます。そのため身の回りに咳をしている人がいても過度に心配することなく、我慢せずに咳をしてもらうことが重要とのことでした。

参加頂いた方の中からは咳に関わる薬に関しての質問がありましたが、咳に対する特効薬は存在しないようで、効果が実感できないようであれば別の薬に変えることが望ましいとのことです。強い鎮咳作用のある「リン酸コデイン」は麻薬性の鎮咳薬のため、最終手段として考える必要があります。

また、当法人の管理栄養士より咳・喉に効くはちみつレモネードのレシピを紹介しました。はちみつに含まれる「フラジン」、「メルピロール」という成分には咳を抑える作用があり、レモンのビタミンCは粘膜の保護、免疫の維持に働くそうです。

夏には炭酸水で割って爽やかに、冬には生姜を加えることでポカポカになります!

次回の勉強会開催は10/16(水)を予定しております。