この研修は「介護職員初任者研修」の内容をベースとして、配属後の業務が滞りなく行うことができるよう、現場での必要とするポイントや温度感などを加味しながら進めています。

今回は「介護の基本」から「制度的な仕組み」の理解、「医療との連携」に至るまで、当法人の社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャー、理学療法士などが講義を行いました。

以下、日報からの抜粋です。
(社会福祉士)チームケアの重要性について学んだ。一人の利用者さんに対して、それぞれが抱える課題やニーズにより複数人の専門職が介入することが多い。その際に、医師や看護師、介護士だけでなく理学療法士や作業療法士などのリハビリ職、社会福祉士などさまざまな専門職が連携をとり、情報共有し、サービス提供をすることが必要になる。さまざまな職種が連携することによって、片面しか見れていない問題点も多くの面からアプローチすることによって早期対応、早期解決に繋がるのではないかと考えた。

このことからユニメディコが特色としている多職種で連携するからこそ、一人ひとりの支援に細かいところまでサポートでき、それが自立支援であったり介護予防、地域包括ケア体制のサービスを提供できることに繋がるのだと考える。研修が終わり、配属された際は常に他職種連携を意識して、一人ひとりの利用者さんと真摯に向き合っていきたいと思う。

(介護補助)成年後見制度については、判断能力が不十分な人の生活や財産を法律的に保護するための仕組みであり、権利擁護の観点から非常に重要な制度であることを学んだ。実際の支援現場において、本人の意思を尊重しながら支援を行うためには、制度の正しい理解と活用が求められると感じた。制度や理念を学ぶことで、日々の支援の背景にある考え方や仕組みを深く理解することができた有意義な講義だった。

(医療事務)障害者福祉制度の講義では、障害の概念や障害者総合支援法によるサービスの体系を改めて学習することができた。また、個人情報保護法や成年後見制度についても詳しく学んだ。障害者向けにさまざまな支援やサービスの提供がされており、制度が充実していると感じた反面、制度の利用方法がわかりづらく障害者やその家族が十分に恩恵を受けることは難しいのではないかという印象も受けた。この意見は後のグループワークでも複数のグループで挙がっていたが、制度をわかりやすくするということは福祉制度の今後の課題といえるのではないかと思う。