
高齢者を理解する上で老化に伴うこころと身体の変化をユニメディコの医師が講師となり講義を行いました。
講義内容は心不全・がん・老衰といった死因の多くの割合を占める病気や状態の解説から始まり、認知症、誤嚥性肺炎、さらには死生感に至るまで情報量は膨大で、スケジュールをフルに使い切った1日でした。
テーマが非常に広義ではありましたが、実際の医療現場で治療にあたっている医師が現場目線で伝えることにより、よりリアルな状況が新卒たちには伝わったようです。
以下、新卒たちによる日報の抜粋です。
(作業療法士)本日学んだ疾患については、大学での学びに繋がるものが多かった。より臨床に近い内容を教えていただき、利用者様のイメージがつきやすくなった。全体を通して、医療リテラシーの大切さと、医療従事者として情報を伝える立場の責任の重さを感じた。それぞれの疾患に関する話の中で、利用者様やご家族に説明する際のポイントを教えていただいたので、将来は臨床でも応用していきたいと思う。
(管理栄養士)一つひとつの項目の知識量は膨大だったが、一気に学んだことで、老化によって高齢者が抱える問題の大枠を捉えることができた。また、以前勉強したものでも、なんとなくは分かっていても正確に説明できる自信はないと感じた。一度の勉強で全て習得しようとするのではなく、知識を少しずつ上塗りしていくように勉強していきたい。また、普段から人にどのように説明するか考えながら勉強したい。
(医療事務)私は資格を持っていない状態で入社したため、医療や介護に関する知識がほとんどなく、初めて知る情報ばかりで講義のペースについていけるか不安だったが、一つ一つの項目で噛み砕いた理解ができたため、多くのものを吸収できたと思う。また、祖父母など自分の周りで今回学んだ病を見聞きすることがあったため、自然と他人事ではなく自分事として取り組むことができた。今後、利用者様と関わる際にも本日の講義のように自分事として捉え、日々知識をつける努力をしていきたい。