神戸国際会議場・ポートピアホテルにて第5回日本フットケア・足病医学会年次学術総会「One Step Further~もう一歩、その先へ~」が11/29〜30にわたり開催されました。学会では当法人サンライズファミリークリニック管理にて訪問診療を行っていた患者様において、南共済病院心臓血管外科と協同し疼痛コントロールを行った症例の発表がありました。
学会の話題としては、胎盤由来の先進同種移植片であるEPIFIXに関する発表が多く、また多職種連携としては難治性潰瘍の治療促進のために医師、看護師、リハビリ、管理栄養士の連携によりADL維持と救足率が期待できるという発表があった一方で、高齢者施設へのアウトリーチを行う際にやはり診療報酬の面でボランティアになっている側面が多く、エビデンスの蓄積を行うことで診療報酬を獲得できる取り組みが必要という議論になっていました。
学会中にフットケア学会誌の最優秀論文賞の表彰があり、最優秀論文は「足潰瘍患者におけるCONUT値と潰瘍治癒の関連性」というものでした。きちんとした栄養評価を患者に行うことでいろいろな疾患を絡めて発表ができるなと思い、日々の管理栄養士によるアセスメントの蓄積は学会発表の武器になると改めて実感しました。
ドレッシングの方法や管理など、まだまだ知識不足の点も多く日々精進しようと決意を新たにした学会でした。
※写真に写っているキャラクターは北海道旭川から来た「あさっぴー」(大会長が旭川医大の教授であったことから出張してきたとのこと)一緒に写っているのは当法人サンライズファミリークリニック副院長の松木医師