2024年11月16日〜17日の2日間、大阪府にある高槻城公園芸術文化劇場にて第11回日本地域理学療法学会学術大会が開催されました。学会テーマは「地域をつなぐ理学療法の役割と責任~実践 4 領域の学際~」でした。
一般演題は 223 題の発表がありましたが、その中で、当法人の理学療法士が、「脳梗塞後遺症を有した要介護高齢者の階段昇降の自立に関連する要因について一症例からの考察」としてポスター発表させていただきました。大会では、日本地域理学療法学会企画、教育講演、シンポジウム、ブレイクタイムセミナー、市民公開講座などが企画されておりました。「臨床疑問のマッチング〜地域の仲間とつながろう〜」と題した公募型の特別企画もあり、臨床疑問を持った会員同士がつながり、議論することにも参加することができました。また、発表者自身が所属させていただいている研究チームのメンバーにも会うことができ、新たなつながりも構築することができました。今回は参加者が1,000名を超えた大きな大会になったようです。
今回発表させていただいた演題「脳梗塞後遺症を有した要介護高齢者の階段昇降の自立に関連する要因について一症例からの考察」について介護保険分野でのエビデンスは今のところ多くはなく、今後必要となってくるものとされています。発表ではフリーディスカッション形式で60分間実施しましたが、ほとんど休むことなくディスカッションすることができました。
学会での新しい知見をもとに、我々の実績を加えてこれからも何か形になるものを外へ発信できればと考えております。